2024年4月20日
  • 京都は衣棚御池に建つ、画工 殿村栄一作品の店です。肉筆原画をはじめに、絵はがき、缶バッジ、Tシャツ、著作本などを展示、販売しています。

豆本「うふふな日々」

今週末に豆本ワークショップを開くのもあって、豆本のお話をしていきたいと思います。

草々庵の豆本は、本が好きな店主が、思いついたときにすぐに描いて大好きな本に出来る!そんな単純でせっかちな動機から生まれたものがほとんどです。日頃から見聞きし感じていること。昔から大好きなものにお話を付けて…など、店主の身体に染み込んだ物事が小さな本になっていると思ってください。今回はお洒落の豆本。女性にとってお洒落はエネルギー源でもあるように感じます。日々のお洒落。ここ一番のお洒落。身嗜みのお洒落。さてさて、男である店主は女性のお洒落を理解できていますでしょうか?ご感想などお聞かせ願えれば嬉しく思います。

「うふふな日々」

草々庵「うふふな日々」

一寸角ほどの小さめな豆本です。お洒落という思想で日々を元気に生きる姿を見て、視点を変えて眺めてみたいと思うようになりました。高価なものだけがその心を満たすのではないことも分かりました。この一冊は僕という、男の偏見と思い込みを改めさせてくれた記念すべき豆本とも言えます。

 

草々庵「うふふな日々」

着る身体は一つなのに、どうしてそんなにたくさん要るの?なんて言っちゃいけませんよ、男性諸氏。彼女たちの鎧なのですから。ご機嫌な笑顔にやっつけられてみましょうよ。

 

草々庵「うふふな日々」

ひらめいて手に入れた真っ白なスプリングコート。爛漫の桜に映えます。くれぐれもワインのシミなど付けられませんように!

 

草々庵「うふふな日々」

このベストは、周りの人を元気にさせるパワーがあるのだとか。そして誰より自身に元気が湧いてくるんだって。

 

草々庵「うふふな日々」

時々出掛けたくなる港町。見つけたお店も港町。足を向けるときには被っていきましょ。

 

草々庵「うふふな日々」

鬱陶しい雨。汚れにくいチョイス。汚れてもいい服でやり過ごすのではなく、どんよりした気分を晴らすためにも…の選択なのだとか。なるほどねぇ…日々是好日だ。

 

草々庵「うふふな日々」

靴に仕舞われて、パンツの裾に覆われて見え隠れ。だからこそ可愛らしさが必要なのだとか。男性にも見習えるお洒落かもしれませんね。

 

草々庵「うふふな日々」

ゆっくりと近づいてきた夏が目の前に。明日は初泳ぎの日。僕らは水中眼鏡にクーラーボックス、銛や網にと心を配りますが、彼女たちには帽子、サンダル、水着にサングラス。当然ですかね。おっと、パラソル忘れたらお小言もらっちゃうな。

 

草々庵「うふふな日々」

キラキラ光る石がはまってなくても、深く輝くメタルじゃなくても心が満たされるようです。小さな装いの大切さは、気を配ることが出来た誇りのようなものなのでしょうか。

 

草々庵「うふふな日々」

仲良しになった洋裁屋さんに仕立ててもらったワンピース。これを着られたらエスコートの覚悟を!というアピールかもね。こちらも一張羅を引っ張り出してきますか。

 

草々庵「うふふな日々」

ここ一番!もあれば、毎日履いて飽きないの?と訊きたくなる一足もあったりして。そこにも拘りが?

 

草々庵「うふふな日々」

暑いのは薄着するにも限度がありますが、寒いのは着て、重ねてをすればなんとか凌げる…と思うのが男の浅はかさ。彼女たちは違うのです。モコモコになっても可愛らしさを損なわない。暖かければいい!では済まないのです。

 

草々庵「うふふな日々」

店主の観察レポートのようでもありますが、決して失礼な意味合いを籠めた訳ではありません。僕らが思っているより遥か広大な宇宙がそこにはあり、銀河のバランスを保つには、理解などしようとするのではなく受け入れるしかないのだと思います。だって僕らは彼女たちのうふふなオーラを見たいのですから。

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